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兵庫県各道場概要

空手専用の施設としては日本では他に類を見ない大道場である神戸総本部道場を基点に、極真会館兵庫支部は県内37の道場・同好会に 広がり、将来に向けて更なる発展を目指している。中村師範が故・大山総裁より支部長認可状1枚を携えて東京から兵庫に入られて以来30余年。県内には20年以上の歴史を誇る道場が多数存在し、その伝統は次世代へと脈々と受け継がれている。各道場では極真空手の技と精神が毎日の稽古クラスで伝授され、武道教育の下に青少年の健全育成を 通し地域社会への貢献を目的とした活動が続けられている。また道場生の各選手権大会への積極的参加を修行の一環として奨励している。ここでは各地区から輩出された歴代の選手達を振り返ってみたい。

 

  • 神戸地区

兵庫区に位置する総本部道場を中心とする神戸地区では世界軽量級チャンピオンである田ヶ原正文(現大阪なみはや支部長)を筆頭に、池本理 (第36回全日本7位)・松岡朋彦(第22回ウェイト制中量級1位)などの全日本トップクラスの選手を輩出している。近年、中村昌永(第30回ウェイト制中量級1位、第32回軽重量級1位)、亀井元気(第31回ウェイト制軽量級1位)らが躍進。市内に12の道場を有し極真空手の普及に努めている。

 

  • 阪神地区

設立30年の歴史を持つ尼崎道場を中心とする阪神地区からは多数の有力選手が生まれている。中村道場創成期を支えた橋爪秀彦(第3回ウェイト制中量級1位)、西山 芳隆(第3回ウェイト制重量級1位)、園田直幸(第8回ウェイト制中量級1位)らは全てこの地区から輩出されている。 その後、堀池典久(97世界ウェイト制中量級2位)、住谷統(第23回ウェイト制軽重量級1位)を輩出。強化コース「尼金」は選手育成の登竜門として内外に知られている。

 

  • 明石・姫路地区

神戸の西側には明石・姫路地区が広がる。中村道場から初の全日本ベスト8入りを果たした柴田英樹(第5回ウェイト制中量級1位)、そして極真軽量級パイオニアの一人である梶原隆広(第3、5回ウェイト制軽量級1位)はこの地区の出身である。その後、高尾正紀(97世界ウェイト制重量級4位)を輩出し、更に安田幸治(第16回ウェイト制軽量級2位)にその強さの伝統が引き継がれ、小西佑哉(第31回ウェイト制軽量級3位)ら若手が育ってきている。

 

  • 北東部

兵庫県南部を中心に発展してきた中村道場であるが2000年には槙分支部長により北部豊岡市にも進出。日本海側の極真普及に努めている。

 

  • 淡路地区

淡路島では東京本部内弟子出身である山野博久分支部長が大山総裁直伝の稽古方法と武道精神を道場生に伝えている。2001年に開設した淡路道場は年々地域に根付いてきている。近年、多数の道場生が各大会で入賞を果たしており、これらからの更なる活躍に期待がかかる。

 

  • 大学空手部

現在、神戸大学・関西学院大学・姫路獨協大学において活動を展開している。いずれの極真空手道部も深い歴史を持つ。所属部員は、文武両道を実践するため今日もキャンパス内に大きな気合を響かせている。

 

 

広範囲にまたがる兵庫各道場では道場間での良い意味でのライバル意識が強く、お互いに切磋琢磨する相乗効果により先に挙げた選手が育ってきた。その伝統はこれからも受け継がれ、中村道場の名の下にこの地域に極真空手を広め続けるであろう。

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